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INAX 色が織りなすプロダクトの世界 ▼背景と意図 近年は情報化社会の中で、子供たちや若者たちは、テレビゲームや携帯電話、パソコンといった情報・バーチャルの世界に慣れ親しみ、プロダクトに対する執着心が薄れてきているように思われます。若者の車離れは、1つの顕著な例といえるでしょう。プロダクトが持つ"力"、プロダクトがもつ"おもしろさ"を、子供たちや若者たちにアピールできないでしょうか。今回は、レゴブロックのようなビビッドな色に焦点をあて、デザイナーとメーカーがコラボレートしたかたちのテーマ展示を通じて、プロダクトの世界の広がりや魅力を伝えることができればと考えます。 INAX Yuichiro Yamanaka Keiji Ashizawa Katsuhiro Shimizu Satis 世界最小のタンクレストイレとして、2001年に初登場した「SATIS」。線を極力排除したシンプルなデザインは、機能にもとづいた形態を極めたといってよいだろう。このSATISに、原色のカラーの大胆な組合せを提案することで、さらに新しい感覚のトイレ空間ができないか。「SATIS Colors」「SATIS ASTEO Colors」は、こうした考えから生まれたプロダクトである。ビビッドな色を加えることで、トイレは機能を超え、チャーミングな存在になる。それは子どもにも親しみやすく、家具と同じようなプロダクトとして存在し、空間を変容させる。 covering - coloring/Yuichiro Yamanaka
友人のドイツ出張の土産としてもらった、1本の色鉛筆。いくつかの色の"芯"を混ぜて鉛筆型に固めた、色という要素のみで構成されたプロダクト。線を引くと、意図していない色の変化が面白い。その色鉛筆に触発されて、1本の線(糸)から色と形を紡ぐ。Block Bar/Keiji Ashizawa 色と形で遊ぶ子供たちに、もっと好奇心をあたえるため、このblock barはつくりました。木という材料と、その強さ、カラフルな原色についてを、このblock barから学ぶことができるのではないかと思っています。 /Katsuhiro Shimizu 家庭から出る衣料ごみ(180万トン/年)の日本国内のリサイクル率は、全排出量の1割に過ぎない。そのほとんどが、廃棄処分されているわけだ。なにか再利用できる方法はないかと考えた。廃棄衣料のなかから同系色の素材だけを集め、樹脂で固める。着古された素材の寄せ集めには、真新しさはないが、偶然で生まれる組み合わせに期待している。良い組み合わせも、悪い組み合わせも生まれる。素材の集め方によって、個性的なカラーをまとうこともある。そのため、1つとして同じものがない。衣料品としてデザインされたが、いったん流通の経路からはずれ、利用価値を見出されなかったそれらを、色付きの繊維素材として扱い、カラフルなプロダクツによみがえらせるプロトタイプである。
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